歯科衛生士の国家試験の内容とは?

歯科衛生士の国家試験の内容とは?

歯科衛生士になるためには国家試験に合格する必要がありますが、試験内容は一般には公開されていないので多くの受験生が戸惑うでしょう。
国家試験では人体に関する問題が出題されますが、もっとも基本となるのが歯とお口の構造と機能になります。
口内の構造を把握せずに治療をすると思わぬトラブルになるために必ず覚える内容となっているために、ほとんどの受験生が合格できる問題です。
歯科衛生士は歯の治療やお口のケアーをするのみが業務ではなくて、患者さんに対して予防するために必要なことを指導する必要もあるでしょう。
試験はマークシートで複数の答えから正解を探し出す形式で行われており、1日で全ての問題が完了します。
時間は午前と午後に分けて行われていますが、午前は9時30分から12時までとなっており、午後は13時30分から16時となっています。
問題は全部で220問出題されますが、合格基準は試験が完了するまで公開されないので明確な合格基準はありません。

歯科衛生士国家試験の合格率はどのくらいか

歯科衛生士は国家資格の1つで、歯科診療に関連したさまざまな業務を行うのに必要な資格です。
診療行為そのものは歯科医師のみに許された業務ですが、それに付随する業務に従事することができます。
具体的には、歯石除去やフッ素塗布などの予防処置、食習慣や歯磨きに関するアドバイスなどの保健指導、歯科医師による診療行為の補助などがこれに当たります。
歯科衛生士になるには、国の定めた養成施設において必要な単位を修め、なおかつ国家試験に合格する必要があります。
試験は毎年1回実施されており、直近5年間(平成29年から令和3年まで)の実施状況を見ると受験者数はおおむね7,000名程度、合格率は約94%です。
この数値は他の医療系資格、たとえば看護師国家試験の約89%、理学療法士国家試験の約84%などと比べると高いので、養成施設においてしっかり学習すれば合格の可能性はかなり高いと言えます。
なお、養成施設に指定されているのは3年制の専門学校・短大・4年制大学などです。

歯科衛生士に関する情報サイト
人気の職業 歯科衛生士

歯科衛生士は女性の憧れの国家資格の一つです。歯科医師の行う診療の補助をするイメージが強いですが、そのほかにも歯科保健指導や歯科予防処置なども業務範囲に含まれます。特に最近では予防処置の重要性が注目されていて、悪くなってからの治療ではなく、未病のうちに改善すると言う考え方が主流となっています。つまり時代が求めている職業と言えます。国家資格のため一度取得してしまえば、全国どこでも一生使うことができます。

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